2012年度「巨木を語ろう全国フォーラム青森大会」ご報告
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第19回「全国巨樹・巨木林の会」総会と、第25回「巨木を語ろう全国フォーラム」が、平成24年10月12日(金曜日)~10月14日(日曜日)にかけて、青森県青森市で行われました。
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10月12日(金)にはフォーラムと総会が行われました。
フォーラムに先駆けて開催された総会には大勢の会員がご参加、活発な意見の交換が行われました。
場所は青森市民ホールにて行われ、青森駅にほど近い立地ゆえ大盛況となり、立ち見が出るほどとなりました。
高橋会長からの挨拶
午後のフォーラムでは副実行委員長の兼平様が開会のご挨拶、続いて実行委員長の野宮氏から挨拶があり開会となりました。
基調講演は国立民族学博物館の小山修三名誉教授が行い、「日本では人と木とのつながりが深く、木に対して感動や畏敬の念を持つ。一方、アメリカでは、木を科学や研究の対象とすることに価値を見いだすなど、木に対する考えは国によって捉え方が違う」等を講演いただきました。
パネルディスカッションでは、巨木の役割、巨木の保全、巨木の利用について活発な議論が行われました。 -
コーディネーターは青森大学教授の田村早苗氏、パネリストは小松忠重氏 、高渕秀夫氏、草彅與雄氏、田中一善氏、堀内弦氏の5名。
最後に大会旗が次期開催地の静岡県伊豆市へと引き継がれました。 -
翌日はエクスカーション開催となります。
今回は一泊タイプのエクスカーションも登場し、下北半島を巡るコースでは一泊のコースという初めての試みも行われました。
ここでは三内丸山遺跡コースの報告を掲載いたします。
青森市内の宮田のイチョウ、妙見、三内丸山遺跡を巡るコースです。 -
まずは宮田のイチョウに立ち寄りますが、早速幹周14m近い大きなイチョウの登場に圧倒されました。
三内丸山遺跡は大変有名な観光地となりましたが、実際には初めて行かれた方が大多数で、その広大な敷地にちりばめられた遺跡に巨味深く観察しておりました。
復元された竪穴住居。
実際に住居の中がどのようになっているかも確かめることができます。
高床式の倉庫群。
圧巻は大型竪穴式住居で、内部は綺麗に整備されています。
その広大な内部に圧倒されてしまいます。
古代のものもアートにしてしまう、このすばらしさ!
もう何も言うことの無いほどの感動を与えていただきました。
来年度は巨樹が目白押しの静岡県伊豆市です。
どんな巨樹に出会えるのか、今からワクワクします。 来年は伊豆市でお会いしましょう!