2007年10月 全国巨樹巨木林の会、群馬県中之条町観察会報告
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2007年度も巨樹観察ツアーを実施いたしました。
今回は群馬県中之条町周辺の巨樹を訪れ、昼食には一部のマニアで人気の百合うどんをいただくという贅沢なものです。
10月15日(月)
当日は心配された天気も予報が外れて青空の下で行われました。
新宿を定刻の8時30分に出発し、一行は関越自動車道に入り順調に群馬を目指します。
案内役の事務局高橋がバスの中で、榛名山の歴史やコシヒカリなどの話をしたり、各自自己紹介などをして過ごし、楽しい旅行のひとときを過ごします。
予定よりも早く中之条町「原町のケヤキ」に到着。
振動、排気ガス等により痛めつけられたケヤキが必死になっている姿を皆さん目に焼き付けますが、何しろ交通量の多い道の度真ん中にあり、あまり長居はできません。
ここで予定にはなかった大宮巌鼓神社のケヤキに立ちより、40mを越す全国でも有数の背の高いケヤキを見学しました。
ここで集合写真も撮影します。
その後、親都神社のケヤキにも立ちより、皆さんお待ちかねの昼食の百合うどんへ向かいます。
民家を改造しただけの懐かしい佇まいのお店ですが、出てくるうどんは絶品です。
二種類のうどんにすいとんがプラス!
漬け物などはご主人こだわりのすべて手作り。自分の畑で取れたものだけを使用しています。
ご飯は古代米で、黒い餅米です。
今回限定で、おひたしなど三品も加えてくださいました。感謝です。
もちろん参加者の皆さんも大満足で、店に置いてあったお土産品はあっという間にすべて売り切れという大盛況になってしまいました。
腹も満たされたところで、午後はモミを見に行きます。
まずはしゃべり石のモミ。
かつては日本最大であっただろう幹の重量感に皆さん大感動のご様子。
火災で失われてしまった幹を彷彿とさせる大空洞を覗き込んだり、小さな松ぼっくりを拾う方、全景を納めるべく写真撮影の没頭される方など、それぞれの楽しみ方で時は流れます。
さらに同じ町内の伊賀野のモミに向かいます。
こちらも全国最大クラスのモミで、このような大モミが二本あるということは、この地がモミの生育に適しているということなのでしょう。
伊賀野のモミは根上がりが凄まじく、このモミの最大の特徴となっています。
そして帰りがけに地元の農産物直売所の立ち寄り、漬け物やリンゴなどを購入していただきます。
予定より20分ほど先行したため、渋川市内で幹周10mのケヤキ1本を隠し玉として訪問。
予期せぬ1本に、皆さんも大変喜んでいただきました。
ここには駐車場が無く、、知る人ぞ知る群馬の有名漬物屋さんにバスを置かせていただきます。
ケヤキ訪問後漬け物の直売店に顔を出したのですが、さあ、これからが大変!
試食を口にした方が皆漬け物を大絶賛!
キュウリやダイコン100本以上が乱れ飛ぶところを、私も初めて見てしまったかのようです。
仙台からご参加の方を渋川の駅でお見送りし、無事新宿に到着。
参加人数は第1回よりも少なめでしたが、内容の濃い充実した観察会を行えたと感じております。