2017年6月 全国巨樹・巨木林の会 第9回 中之条町の大モミ2本観察会報告
- 2017年6月6日(火)、全国巨樹・巨木林の会の第9回観察会が群馬県中之条町で行われました。
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今回の目玉はなんといっても中之条町が誇る大モミ2本を巡ることでしょう。
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関越道を北上し、向かったのは高山村のコウヤマキの巨木です - 泉龍寺のコウヤマキで、全国最大クラスの巨木です。おそらく2本が合体したものと思われますが、赤褐色の木肌の色と根元部分の緩やかな曲線が良い味を出しています。
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ちょっと早めの昼食を国指定重要文化財の富沢家住宅でいただきました。 - 途中の上里サービスエリアで高崎の駅弁である上州鳥めし、だるま弁当などを仕入れておいたのです。
- これがまた大好評で、機会があればまた是非!との評判をいただいてしまいました。
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- 食事がおいしいと話も弾みます。
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お腹もいっぱいになったところで、日本最大のモミの巨木である囀石(しゃべり)のモミに向け急な坂道を登っていきます。
落雷の影響か半身を失ったような姿ですが、それでも幹周は9m近くもあり日本最大のモミとして君臨しています。
- 痛々しい姿なのですが、その巨大な幹の太さはもみの木とは思えないほど巨大です。
- もし落雷の影響を受けずに立っていたなら、一体どれほどの大きさを誇っていたのでしょうか。
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モミの近くにある囀石にも立ち寄ってみました。 - 旅の浪人がこの石の袂で寝ていると、夜な夜な石が話しかけてくるのでうるさくて叩き斬ったと言う言い伝えがあり、断面もスパッと切れていることからも刀で切れてしまったのかもしれません・・・・・・・・
- このことから囀石と名前が付いたと言われているそうです。
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- 道の駅霊山たけやまに立ち寄りお土産を購入、隣接する親都神社の大ケヤキを鑑賞します。テレビで話題となったダイオウイカに似ていると皆さんがおっしゃっておりました。
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- ラストにもう一本の巨大モミである伊賀野のモミに立ち寄りました。
- 数年前の大雪によって東側の枝のほとんどを失いましたが、それでも元気いっぱいに成長している姿には感動を貰います。
- 一番上の枝に積もった雪の重さに耐えきれず枝が折れて落ちていく際に、下にある枝を次々と巻き添いにして落ちていって東側の枝だけが失われてしまったのです。
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- 根元部分は健全で、上を見上げて初めて被害の様子をうかがい知ることができます。
- 今回は昼食に弁当を仕入れてみましたが、これがなかなか好評なのは意外でした。
- 次回からも検討していこうと考えているところです。