2018年6月 全国巨樹・巨木林の会 第13回佐久市観察会報告
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2018年6月5日、全国巨樹・巨木林の会の第13回観察会が行われました。
行き先は長野県佐久市、どういう訳か見る巨木がほぼすべてケヤキという観察会でした。
今回は昼食に引率者が絶賛で、お勧めの美味しいちゃんこ鍋ということもあり満員での開催となりました。 東京駅丸の内口を時刻通り8:30分に出発し、一路関越道・上信越道を北上です。
そして最初のケヤキ、王城のケヤキに到着。
かつては半円形の完璧な樹冠を持つケヤキでしたが、数年前の落雷により多数の枝を失ってしまい、樹勢もかなり削がれてしまいました。
大きな根張りにケヤキ独特の綺麗な樹皮、空洞のない素晴らしい樹幹にも感動をいただきますが、上を見上げるとなんとも残念な姿。
また復活してくれることを願いつつ次へ向かいます。
バスで走ること20分ほど、佐久平の東端にある信州味噌のふるさと、発祥の寺である安養寺に到着。
コンテらの広大な境内にぽつんと一本、大ケヤキが立っています。
ここはバスが入って行くことができないので少々歩いていただきました
こちらも主幹は既に失っており、細かい多数の枝によって生きながらえているケヤキです。
幹周10m近い太い幹には圧倒されます。
さて、お待ちかねの昼食タイムです。
大鍋に盛り付けるため、4人で鍋をつつくシステムなのですが、本日は一つの鍋を3人でいただくという贅沢です。
味の方も、皆さんご満足のようでした。
午後一番には正安寺のケヤキに向かいました。
今はほとんど使われていない参道の脇に立つ大きなケヤキですが、よくよく観察すると合体木であることを確認。
皆さんの観察眼は相当肥えていると思われます。
佐久一ノ宮でもある新海三社神社に到着。
御朱印をいただく方や、重文の三重塔をしげしげと観察なさる方、境内も広大で参道のケヤキ並木が想像以上に立派なのには驚かされました。
少し離れたところにある幸殿のケヤキ・・・・・。 かつては国指定天然記念物だったとの看板がありますが??
最後に道の駅に立ち寄りお土産を購入、無事に上信越道に乗ります。
予定通り18:30分に東京駅に到着。
次回は那須高原でカツラと大杉をご覧いただきます。
また、昼食のロシア料理も楽しみです!
ご参加希望や資料請求などは全国巨樹・巨木林の会事務局までお問い合わせください。
折り返し資料をお送りさせていただきます。