2019年11月 全国巨樹・巨木林の会 第22回南部町・身延町観察会報告
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2019年11月5日(火)、全国巨樹・巨木林の会の第22回観察会が山梨県身延町~南部町で行われました。
メインになる木はしっかりと結実しているだろうオハツキイチョウと、フランス料理をいただく観察会でした。
オハツキイチョウを是非とも見てみたいという方が大勢いらっしゃったことと、昼食の簡単なフランス料理のコースの効果もあり、今回も満員での開催となりました。 -
いつもどおりに東京駅丸の内口を時刻通り8:30分に出発し、首都高と中央道を順調に西へ進みます。天気も快晴、秋晴れの中で開催されました。
最初に道の駅「とよとみ」に到着、20分間の休憩を挟んだ後、今回は真っ先に昼食となりました。
レストラン「スヴニール」に到着、今回は巨樹の前で集合写真が撮れそうに無いことから、眺望の良いレストランの前で山をバックに撮影という珍しいパターンとなりました。
美味しい料理に舌鼓を打った後、早速巨樹めぐりのスタートです。 - 実は雄株の八木沢のイチョウの奇抜度がさらにUPしていたことから見に行きたかったのですが、中型バスでは駐車スペースもままならず、今回は残念ながらパスとなりました。
- 八木沢のオハツキイチョウは、雄株のオハツキという珍しい存在に加え、ラッパの葉も付ける、雄株なのに銀杏も実らせるという、超変態イチョウなのです。
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今回は道の駅にほど近い、本国寺のオハツキイチョウに立ち寄ることとしました。
- こちらも駐車場に入ることは不可で、400mほど歩いていただきました。
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まだ黄葉には早かったようですが、結構な量のオハツキの実を発見することができました。
なかなか見られないオハツキ、あちらこちらのたくさん落ちていたことから、皆さんも大喜びです。
雌株でありながらも、樹勢が旺盛のために気根の発達も結構見られます。 - 本国寺を出て富士川沿いに南下を続けます。
- 次の巨樹は南部町に入り、内船八幡神社にあるクスノキとイチョウです。
- 普通、門のように2本並ぶのは同じ樹種が多いのですが、ここはクスノキとイチョウが並んでいます。
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多分、落葉の量が半端ないためにプードル状に剪定されてしまったのだと思われます。 - なんだかかわいそうの声も上がっておりましたが・・・・・。
- さらに南下をし、内船駅を超えて身延線沿いにある島尻の大カヤに到着。
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まさに枝下を身延線が通るようなシチュエーションで、電車が来ると皆さん大はしゃぎ!
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個人宅の中にある巨木ですので、節度を持っての見学に努めましょう。
観察会最後の巨木は、山梨県最南部井出八幡にあるタブノキとカゴノキの巨木でした。 - タブノキは境内に覆い被さるような威容を見せており、迫力満点の姿に息をのみます。
- また、このあたりではとても珍しいカゴノキの巨樹にも出会え、皆さんも大満足のご様子。
- 帰りの東名高速も、山とトンネル付近で渋滞がありましたが、それほどの遅れも無く東京駅丸の内口に到着です。
- 東京駅前にはしっかりオリンピックのカウントダウン時計が設置されておりました。
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もう一年を切っているんですね~。