2019年12月 全国巨樹・巨木林の会 第23回埼玉県西部イチョウの黄葉観察会報告
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2019年12月3日(火)、全国巨樹・巨木林の会の第23回観察会が埼玉県西部のときがわ町、越生町、東松山市、川島町、坂戸市等を巡るコースで行われました。
イチョウの黄葉を愛でるのが目的でしたが、例年よりも黄葉が5日ほど遅く、綺麗に色づいていたイチョウは一本のみ・・・・しかし、幹周10mを超える巨木も数本見られたことからも、皆さん大満足の観察会となったようです。 -
いつものように東京ワーナー観光バスさんの中型バスで東京駅を出発、首都高と東北道、圏央道を順調に進みます。時刻通りに川島町のケヤキに到着です。 -
氷川神社にあるこのケヤキ、だだっ広い境内の中に唯一一本樹冠を広げていました。 - 折損した枝は目立つものの、樹勢は旺盛のように見えます。
- 環境が良いので、まだまだ成長段階にあるようです。
- 次は川越市内の下小坂のケヤキに向かいましたが、途中には10月の洪水で越辺川の氾濫した痕跡がいたる所に残っており、被害の甚大さも痛感します。
- 立ち寄ろうと考えていた煎餅屋さんの直売所も、浸水して工場自体が操業停止に追い込まれたとのこと。
- みなさんが楽しみにしていた買い物、残念ながら諦めざるを得ない状況となってしまいました。直売所だけ販売の珍しい煎餅もあったことから、とても残念な思いです・・・・。
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- しかしケヤキは元気いっぱい!
- 根元まで浸水したようですが、まったく樹勢に影響が出ていなかったのには安心です。
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そしてお待ちかね、昼食のお時間となりました。 - 当初の計画ではチャーハン餃子をいただく予定にしておりましたが、諸般の都合により急遽差し替え、こじゃれた洋食屋さんでのバイキングとなりました。
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- サラダ食べ放題にピザも食べ放題、パスタもいろいろ・・・・・
- かつてないほどの大満足の食事となりました。
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午後には東松山市の正法寺のイチョウに向かいました。 - 例年ですとすっかり黄葉しているはずなのですが、3~4日ほど早かった印象で、それだけ今年の夏は暖かかったということなのでしょうか。
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しっかりと集合写真を撮影です。 - ときがわ町に入り、農産物直売所でお買い物を楽しんでいただいた後に関堀のイチョウに立ち寄りました。
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- こちらのイチョウはものの見事に黄葉していてくれました。
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青空にくっきりと紅葉が映え、素晴らしい景色に出会えました。
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最期に立ち寄ったのが越生町の上谷の大クス。
北側に延びる大枝が折れてしまい、少々樹形が損なわれてしまっていました。 - 大枝が横たわる姿が痛々しいですが、樹勢自体には大きな影響は与えてないようで少し安心です。
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迫力ある大きな樹冠は健在で、一安心といったところでしょうか。
帰りの首都高、目立った渋滞もなくほぼ定刻通りに東京駅に到着でした。