2022年1月11日 全国巨樹・巨木林の会 第25回観察会 藤岡・富岡市巨樹観察会報告

  • 2022年1月11日(火)、全国巨樹・巨木林の会の第25回観察会が群馬県藤岡市、富岡市で行われました。
     募集時にはコロナも減少し安心して開催できるものと信じておりましたが、年明けと同時にオミクロン株感染が拡大、東京都で1日1000人を超えてしまう日も現れる状況で、キャンセルの大量発生かと思いきや、皆さん予定通りにお集まりいただき大盛況の中開催することとなりました。
  •  なんでも今日1月11日は天赦日と一粒万倍日が重なる年に3日しかない最強の吉日だとか!・・・・・・・・・しかし東京丸の内の天気は雨で肌寒く、群馬では雪が降っているのではないかと思うほどの、重々しいどんよりとした天候でした。
     しかし皆さんの集合状況は順調で、定刻の10分前には東京駅前を出発し、首都高速・関越道を経由し寄居スマートを目指すこととなりました。
     寄居パーキングに着く頃には空も明るくなり、行く手には青空も見えてきました。皆さんも期待に胸を膨らませます。
  •  まず最初に訪問した巨樹は本庄市にある保木野龍清寺のカヤです。
     バスから降車すると目の前に大きく傾いたカヤが現れ、皆さんから歓声が沸き起こります。これだけ大きく傾きつつも、支柱がまったく無い事に驚きです。
    さすがに根の異様さは目を惹いたようで、この不安定な姿を保つべく根が頑張っていることが伝わってきました。まだ若いカヤゆえ、しなやかさで持ちこたえている印象です。

  • 後ろ髪を引かれる思いでカヤをあとにし、次に向かうは藤岡市の水宮神社の大ケヤキです。
  • 藤岡市の名木に選ばれるこのケヤキ、幹は素晴らしい直幹で端正な姿、しかし1987年の台風により上部の幹を失ってしまったとされています。柵も設置されておらず、ケヤキの木肌に触れられるのも嬉しい配慮で、集合写真も撮影します。
  •  今回は久々にマイクロバスでの観察会実施となりました。
  •  コロナ渦の中での開催のため、参加人員も少ないだろうとの考えでしたが、満席に近いご参加の皆さんで賑わいました。皆さんも観察会の開催を心待ちにしていてくれたみたいで、ご参加の皆様には感謝の一言です。
  • 次に向かうのは同じ藤岡市内の大聖峰寺の大ケヤキです。


  • 2010年の大風により西側の枝が削げるように落ちた傷跡が痛々しい状態です。
    根の張り具合が特徴的で、大きく張りだした根は圧巻です。
  •  お寺の門前から続く参道には鳥居と素晴らしい姿をしたクロマツの巨木があり、きちんと手入れされたならば県の指定天然記念物指定まで昇格しそうな勢いのクロマツです。
    なんとももったいない!
  •  この後問題の昼食ですが、スーパーでお弁当を購入し貫前神社で一服しつつ摂っていただこうと考えていたのですが、立ち寄ったスーパー内にちょっとした飲食店があり、場所をお借りすることができました。
  • 食事も無事に済み、今日のメイン貫前神社へ向かいます。


  • 貫前神社は全国三大下り宮のひとつ、門前のイチョウとスダジイを見てから階段を降りて拝殿へと向かいます。さすが上野国の一ノ宮、荘厳さが違います。
  •  拝殿の裏手には藤太杉と呼ばれる御神木があり、急な石段を降り参拝に向かいます。

  •  藤太杉は40年ほど前に急に丸枯れとなったらしく、現在は葉を付けない姿で立っていますが、未だに御神木としての役目を果たしているようです。白骨化した梢が特徴的で、皆さん写真を撮っていらっしゃいました。

  •  貫前神社鳥居脇からはご覧のような光景が・・・・。
  •  雨が降っても、巨木見学の時間となると不思議と雨が止みます。
  •  貫前神社裏手の駐車場付近にはケヤキの森が存在しています。
  • あまり知られていない存在らしく、ひっそりと静まりかえっています。なかなか雰囲気の良い場所で、皆さんのお気に入りの場所となったようです。
  • ラストは宮崎神社の大杉です。
  • 貫前神社からもほど近い場所にあり、丹生川の河岸段丘の崖上に生育している大杉です。
     藤太杉とほど同時期のスギとされており、こちらはまだまだ健全な姿で立っています。
  • 急傾斜地にあるため、根が埋もれていて本当の大きさは謎のままです。
  •  帰りの首都高、目立った渋滞もなく定刻よりも早くに東京駅に到着しました。
  • 今回はコロナ、オミクロン株の増加傾向の中、ご参加していただいた会員の皆様には本当に感謝の念でいっぱいです。
  •  早くコロナが終結に向かい、心配なく観察会が行える日が一日でも早く来るように願ってやみません。