2023年3月7日 全国巨樹・巨木林の会 第31回前橋市赤城山麓巨樹観察会報告

  • 2023年3月7日(火)、全国巨樹・巨木林の会の第31回観察会が群馬県伊勢崎市、前橋市、渋川市方面で行われました。
     今回は絶好の雲一つ無い青空の下、上州へと向かいました。
  •  今回も皆さん集合が早く、東京駅丸ビル前を定刻よりも10分ほど早めに出発することができました。
     今回は日本一のカヤや、最近ではめっきり少なくなったクロマツの巨樹、そして昼食には前橋市名産のポークを使用したしゃぶしゃぶを食べられるということで、前回とはうって変わって26名様での開催、大好評の観察会となりました。しゃぶしゃぶも、皆さん想像以上に美味しかったようで、ビールも進むし肉をおかわりした方も現れる、大好評な食事となりました。 
     まず向かったのが、伊勢崎市の連取のマツです。

    なんと枝の下に菅原神社への参道があるという風変わりな作り。
    樹冠の面積の大きさにも度肝を抜かれましたが、主観の太さにもビックリ!

    ここで集合写真も撮影です。
  •  次に向かったのが、予定を変更して赤城神社のたわら杉へと向かいました。
     たわらスギは柵で覆われて近づけず、境内奥の杉林で皆さん散策。自由奔放に枝を伸ばすこちらのスギの方が見栄えが良いようです。

  • 赤城山の名水も口に含み、とっても楽しい赤城神社参詣となりました。
  • さて、お待ちかねの昼食です。
     綺麗な豚肉が目に入っててきて、皆さんのお腹も急に空いてきたようです。
  •  皆さん黙々としゃぶしゃぶを食べて、前橋さんの豚肉のおいしさを再認識しているようです。まさか肉をおかわりしていたとは、こちらも不意を突かれました・・・・・
  • 食事も済ませ、道の駅グリーンフラワー牧場大胡に立ち寄り、皆さん各自お土産物をご購入します。異常な野菜の安さに、皆さん大興奮です。

     そして、日本一の大カヤ、横室の大カヤに到着です。
     さすがに幹の大きさは破格で、カヤとは到底思えない巨大さを誇っていました。
  •  柵もなく、自由に木肌に触れられるのはありがたい配慮です。
     10年ほど前までは隣に牛舎があったため、大変な匂いの中での観察でしたが、牛舎も移動したのですね・・・・いざ、無くなるとさみしい気持ちにもなります。
     最後の訪問地、渋川市の早尾神社のケヤキに向かいます。
     途中で詰め物の直売所にも立ち寄り、皆さん美味しい漬物をご購入。群馬県は漬物の美味しい地でもあるのです。

    そして早尾神社のケヤキに到着。

    落 雷によって半身を失っている状態ですが、それででも幹の周囲10mをはるかに超える巨大さです。古い時代に樹木医による治療も施されているようでした。
     今回も根元を養生してあり、施肥などを行ったのでしょうか。


     拝殿もすっかり新しくなり、あっけらかんと明るい感じの神社へと変身しておりました。車の交通量が多い場所ですが、これからもケヤキには長生きしてほしいものです。
     帰りは渋滞にも巻き込まれず、ほぼ定刻通りに東京駅に到着となりました。